農法の改革から食料自給率改善に取り組む「みんなで農家さん」
日本の食糧自給率について、皆さんは考えたことはありますか。2020年度のカロリーベースの日本の食料自給率は、37.17%となっており、データが取られている1965年以降だと、過去最低の数字となっています。
こうした状況を受けて、農法の改革から改善しようという理念を持った会社があります。それは、みんなで農家さんです。今回本記事では、みんなで農家さんの事業内容や代表を務める栁瀨 健一氏について調査してみたいと思います。
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みんなで農家さんとは?
栁瀨 健一氏が代表を務めるみんなで農家さんとは、どのような企業なのでしょうか。調査してみました。
みんなで農家さんはこんな会社
みんなで農家さんの正式名称は、「一般社団法人みんなで農家さん」となっており、本社は東京都千代田区麹町五丁目3番地にあります。設立年は平成23年12月5日で、代表理事は栁瀨健一氏が務めています。事業の目的として、「自然・天然・本然の理念に従い、人の健康を増進するために革新的農業技術及び、農法によって、食糧(食品)を開発し、生産し、普及することを目的とする。」を掲げています。
みんなで農家さんが提唱するアグレボ農法と今後のビジョン
みんなで農家さんは、アグレボ農業という考え方を提唱しています。アグレボ農業とは、植物自身が本来持っている順応性を最大限に活かし、植物の栽培可能地域を塗り替えていこうという技術のことです。例えば、熱帯植物の育成・栽培を温帯の日本国内で可能にすることで、農業のスタイルの変革を図っていく試みです。
この技術を用いることで、「農業の復興」と「国民の健康増進」「耕作放棄地の有効活用」「地方雇用の創出」「食糧自給率の改善」「貿易赤字の解消」などを解消していこうと考えています。また、日本は本来農業に適した国といわれています。水も豊富にあり、本州ではミバエ等の天敵の害虫が生息できないため、無農薬栽培の可能性も高まります。
みんなで農家さんは、アグレボ農法を用い、日本国内で栽培可能となった熱帯果樹の普及を目指していくとのことです。
みんなで農家さんの事業内容は?
みんなで農家さんでは、アグレボ農法を用いた栽培を行っていきます。ラインナップとしては、
- 無農薬バナナ:ロット200株~、植付時期年中、収穫サイクル5回/3年
- 無農薬コーヒー:ロット200株~、植付時期年中、収穫サイクル2回/年以上
- 無農薬鉢植えシリーズ(トロピカルフルーツ):パパイヤ、グァチ、ライムなど
が予定されています。
みんなで農家さんの求人・年収は?
みんなで農家さんで求人の募集がされているのか、調査してみました。公式の採用サイトはありますが、現在は募集を行っていないようです。おそらく社員は充足しているのではないでしょうか。
みんなで農家さんの年収について
公式の採用サイトでは、年収や給料に関する記載は発見できませんでした。
みんなで農家さんの福利厚生について
公式の採用サイトで、福利厚生についての記述は確認できました。制度としては、
- 交通費支給あり(全額支給)
- 資格手当あり
- 時短勤務制度あり
- 服装自由
- 雇用保険
- 労災保険
- 厚生年金
- 健康保険
- 出張手当
とのことです。休日・休暇に関しても、
- 年間休日(120日以上)
- 完全週休2日制
- 祝日休み
- 年末年始休暇(12/29~1/3)
- 夏季休暇
- 慶弔休暇
- 有給休暇
- 産前・産後休暇
- 育児休暇
が完備されています。
また、給与以外にも手当として、
- 家族手当(配偶者/月10,000円・子1人/月3,000円 ※3人目からは月5,000円/20歳まで)
- 資格手当(宅地建物取引士/月35,000円)
- 結婚お祝い金/30万円
- 出産一時金/50万円
- 成長祝金/小学校10万円・中学校20万円・高校30万円・大学40万円
をもらえるとのことです。
みんなで農家さんの代表、栁瀨 健一氏とは?
ここまで、みんなで農家さんの事業内容を紹介してきました。それでは、代表を務める栁瀨 健一氏とは、どのような人物なのでしょうか。
栁瀨 健一氏の経歴について
1966年神戸市で生まれた栁瀨 健一氏は、自衛隊などでの経験を経て、1992年資産家向けコンサルティング事業を立ち上げます。その後、当時としては全国的に珍しい定期借地権分譲マンションの連続分譲なども手がけています。不動産開発、不動産証券化などの事業を手がけ、「みんなで大家さん」などの、サービスを展開されています。
また、栁瀨 健一氏は経営者としての側面以外の顔も持っておられます。「関西定期借家協議会」設立に参画、理事として定期借家法制定に貢献しました。2001年京セラ稲盛和夫名誉会長を最高顧問に迎え、日本初の本格的な民間総合政策シンクタンク「日本政策フロンティア」設立に尽力しました。
2011年には、与野党の保守系議員64名からなる超党派の勉強会「国家経営志士議員連盟」の設立に携わるなど、グループ経営以外にも活動の幅を広めています。
栁瀨 健一氏の著書について
栁瀨 健一氏は、何冊か書籍も出版しています。
- 「みんなで大家さんになろう!―共生的不動産購入のススメ」(ダイヤモンド・ビジネス企画 2010年):みんなで大家さんの運用経験を活かし、不動産投資についての著述をまとめた一冊になっています。
- 「成田空港の隣に世界一の街を造る男」(白秋社 2021):現在栁瀨 健一氏が関わっている「共生日本ゲートウェイ成田」を中心に描かれています。「大手都銀、国交省、金融庁、そして東京地検特捜部がスクラムを組んで新ビジネスに圧力をかけてきても、それに屈しなかった著者の「リアル半沢直樹」としての前半生も描く」についても紹介されているとのことで、ノンフィクションとしても面白いかもしれません。
- 「ミラクルマネー 国民所得倍増&国の借金1100兆円完済への道」(辰巳出版 2020):借金大国日本を救う方法として、都市開発による資産形成と外需の獲得で生み出す「ミラクルマネー」について説明を行っています。
栁瀨 健一氏が進める国家プロジェクト「ゲートウェイ成田」について
現在、栁瀨 健一氏が進めているプロジェクトとして、「ゲートウェイ成田」があります。
果たして、どのような内容になっているのでしょうか。
栁瀨 健一氏による「ゲートウェイ成田」のコンセプトは?
「ゲートウェイ成田」は、成田国際空港に隣接する約14万坪の土地に新たな街を作ることを目的としています。内閣府が提唱する新しい日本の社会「Society5.0」を実現することで、日本に新たなイノヴェーションをもたらします。さらに「事業家×投資家×メディアの国際交流」、ショッピングモールを併設することで「日本の魅力を展開し、海外需要を獲得」「インフラストラクチャーの整備」など、日本の持つ長所を海外に発信していくために様々な試行が施されています。
世界的な庭園デザイナー石原和幸氏とのコラボとは?
「ゲートウェイ成田では、日本文化発信のため、植栽や盆栽を中心とした庭園の建設も予定されています。英国・チェルシーフラワーショーで過去11度のゴールドメダルを獲得した国際的な庭園デザイナー・石原和幸氏が責任者を務めるとのことです。
まとめ
今回本記事では、みんなで農家さんの事業について、採用情報、代表を務める栁瀨 健一氏のプロフィールについて調査を行いました。みんなで農家さんやゲートウェイ成田構想が、今後の日本にどのようなインパクトを与えるのか、とても興味深いです。今後も、新たな情報発信が行われるとのことなので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
企業概要
- 会社名 一般社団法人みんなで農家さん
- 本店所在地 〒102-0083 東京都千代田区麹町五丁目3番地
- 設立 平成23年12月5日
- 役員 代表理事 栁瀨 健一
- 事業目的 自然・天然・本然の理念に従い、人の健康を増進するために革新的農業技術及び、農法によって、食糧(食品)を開発し、生産し、普及することを目的とする。
- コーポレートサイト:https://minnadenoukasan.life/
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