フジテレビのバラエティプロデューサー蜜谷浩弥さん

蜜谷浩弥

レベルの高いバラエティ番組を制作し続けるフジテレビジョン、その中でも、特に目立っているのが、チーフプロデューサーの蜜谷浩弥さんです。蜜谷浩弥さんはどうしてそんなにも面白い番組、ヒット番組を作ることができるのでしょうか。

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蜜谷浩弥さんというプロデューサー

蜜谷浩弥さんが担当したバラエティ番組は、「笑う犬」シリーズや「VS嵐」、「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」「ジャンクSPORTS」「すこジャニ?ルールだらけの旅?」「菊池風磨の許せないTV」「もっと評価される審議会」、「HEY!HEY!HEY!」、「爆笑大日本アカン警察・ダウンタウンなう」など、誰でも一度は聞いたことがある番組ばかりです。

ディレクターやプロデューサーとしたばかりではなく、「笑う犬の冒険」や「お台場明石城」では、番組に出演した経歴もあるなど、バラエティ番組のためならなんでもやる、蜜谷浩弥さんは、そんな一途な思いを持つテレビマンです。

蜜谷浩弥さんはなぜテレビマンになったのか?

ここから蜜谷浩弥さんの人物像を浮き彫りにしていきましょう。蜜谷浩弥さんはどんな生い立ちで、なぜテレビマンを目指したのか、テレビマンになったのか、見ていきます。

蜜谷浩弥さんの出身地

蜜谷浩弥さんは、1978年生まれ。石川県出身です。石川県の中でも山間で過疎が進む、旧尾口村(現白山市)の出身です。2005年時の人口が692人という小さな村から、日本のバラエティ番組を代表するプロデューサーが生まれたのです。

蜜谷浩弥さんは政治家になって地元に貢献したかった

蜜谷浩弥さんは慶應義塾大学卒業後、2002年、フジテレビジョン入社されます。大学卒業までの目標は、大学卒業後は官僚になり、最終的に地元の石川県で政治家になるというものでした。真面目な子供時代、まったくお笑い番組は見ていなかったようです。

蜜谷浩弥さんは就職試験で方向転換

官僚になるための就職試験の小手調べとして、一番早く受けられるフジテレビのアナウンサー試験の受験が、蜜谷浩弥さんがバラエティ番組に関わるきっかけでした。

蜜谷浩弥さんは試験の時に、アナウンサーより制作側が向いているから、制作側の試験を受けてみないか、と人事にいわれたとのことです。多分、蜜谷浩弥さんは、当時から人間的な魅力に溢れていたのでしょう。その魅力を人事担当者が一目で見分け、蜜谷浩弥さんを制作側に引き込んだと言えるのではないでしょうか。

蜜谷浩弥さんはどうやってバラエティ番組に関わるようになった?

フジテレビ入社後、蜜谷浩弥さんご本人はバラエティより音楽に興味があったため、音楽番組をやりたいと思っていたそうです。しかし、ある日突然、上司から、「お前のやりたかったお笑い番組を担当してくれ」と言われ、「笑う犬」シリーズに関わるようになったそうです。ここでもまた、当時の上司が蜜谷浩弥さんの、本人自身も気づいていない才能を見抜けたのです。

蜜谷浩弥さんは「笑う犬」を担当した後も、本人はお笑い番組に全く興味がないのに、周りの人はみんなお笑い好きで、周りのお笑い番組に関する知識についていけず、そうとうコンプレックスを感じていたそうです。

でも、結果として、お笑い番組をあまり知らなかったからこそ、蜜谷浩弥さんはその後の、独自性の高いバラエティ番組を作れたと言えるでしょう。

蜜谷浩弥さんの独特な番組内容

蜜谷浩弥さんが企画から担当した番組に「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」があります。この番組は、番組側が出演者を引っ掛けるのではなく、芸能人がひっかけ内容を考え、別の芸能人出演者を引っ掛けるという、全く新しいタイプのドッキリ番組です。

蜜谷浩弥さんが仕掛けた斬新なドッキリ番組

フジテレビのドッキリ番組といえば、かなり古い番組ではありますが「スターどっきり㊙︎報告」があります。これは、芸能人が仕掛けに引っ掛かるという点では同じですが、あくまで番組側が考えたドッキリであり、回数を重ねるにつれ、ひっかけ内容がマンネリ化してきてしまいました。

しかし、さまざまな芸能人が考えるのであれば、ひっかけ内容も多彩になります。蜜谷浩弥さんの目の付け所は「さすが」といえます。

蜜谷浩弥さんは有名ミュージシャンもバラエティ化

蜜谷浩弥さんは、有名ミュージシャンの桑田佳祐さんもバラエティ化してしまいました。独特の感性を持つ蜜谷浩弥ですから、今までなかったようなバラエティ番組を作れてしまいます。ミュージシャンの桑田佳祐さんの出演による「桑田佳祐の音楽寅さん」は、その代表例でしょう。

この番組は、桑田佳祐さんに対して、ゲリラライブを行わせたり、無理矢理作曲させたりするなど、無理難題なオーダーを出していき、オーダーが達成できるかどうかを見る、一種のドッキリ番組です。

桑田佳祐さんは、無茶振りにビックリしつつ、結局はなんとか解決するという展開です。さすがに桑田佳祐さんが出演していますので、無茶振り内容は音楽に関する内容ばかりですが、それがかえって今まで知らなかった桑田佳祐さんの魅力を見られる番組になりました。

桑田佳祐さん自身にお笑い的番組的なトーク力があるのですが、その魅力を存分に活かした番組内容となっていますが、ディレクターであった、蜜谷浩弥さんのもつ能力が存分に発揮されたと言えるでしょう。

蜜谷浩弥さんはスポーツ番組もバラエティ化

蜜谷浩弥さんがチーフプロデューサーとして関わっている番組が、ジャンクSPORTです。

この番組は、ダウンタウンの浜田雅功さんがMCをする、スポーツを題材としたバラエティ番組です。

2000年4月から2010年までレギュラー放送が続いたあと、一旦レギュラー放送は2010年で中止になったのですが、2018年1月から再びレギュラー放送が再開し、現在まで継続して放送されています。

再開後の番組のチーフプロデューサーが、蜜谷浩弥さんです。この番組は、MCとして抜群な才能を持つ浜田雅功さんの才能を活かしたトーク番組です。浜田雅功さんのトーク力で、必ずしも能弁ではないスポーツ選手を自ら喋らし魅力を伝えていきます。

再開後のチーフプロデューサーである蜜谷浩弥さんは、せっかくスポーツ選手を呼ぶのだからと、ゲームを取り入れて、スポーツ選手の素顔や交友関係をより深く知ることができる番組にしています。

プロ野球やサッカー選手、大相撲などの誰もが知っている競技ばかりではなく、知名度の低い競技の選手が頻繁に出演するのも特徴です。バラエティ番組らしく、番組中にさまざまなコーナーがあり、いろいろな角度からスポーツ選手の魅力を感じられる番組となっています。

蜜谷浩弥さんの番組制作方針

伝説的な番組に関わってきた蜜谷浩弥さん。ヒットする番組を作る秘訣はどんなものなのでしょうか。

蜜谷浩弥さんの番組制作感

蜜谷浩弥さんによれば、芸人がネタを披露する、いわゆるネタ番組はスポーツ中継番組と同じような感じで、スタッフの役割は、ネタを視聴者に伝わりやすい環境を整えることなのだそうです。コント番組は、ドラマを作るような、スタッフが考えた枠組みの中で、芸人が演じていくような感じだといいます。

このように、蜜谷浩弥さんは、関わる番組の種類に対して、接し方を変えながら、誰もが楽しめる番組を作る努力をされています。

蜜谷浩弥さんの人間性の魅力

しかし、一番重要なのは、蜜谷浩弥さんがもつ、人間的な魅力でしょう。人気のテレビ局、その中でも特に人気なフジテレビの入社試験で、人事担当者からのアドバイスで受けた入社試験に受かってしまう、入社後も本人が希望していないにも関わらず、フジテレビの看板番組を担当するようになる、これ全て、蜜谷浩弥さんの人間的な魅力に、周囲の人が影響を受けた結果でしかないでしょう。

蜜谷浩弥さん自身は、最初に関わった番組の「笑う犬」シリーズが、コント番組だったので、どちらかというとコント番組に関わる楽しさは別格だといいます。

とにかく面白い番組をつくりたい蜜谷浩弥さん

今はスマホやパソコンを使えば、さまざまメディアにアクセスできる時代です。テレビが唯一のバラエティを扱うメディアではなくなりました。そんなかでも、とにかく面白い番組を作れば、誰もが必ず見てくれると信じている蜜谷浩弥さん、ネットで検索しても出てこない、誰も作ったことがないコント番組を作りたいと意気込んでいるそうです。

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